“子育て”を意識した住まい選びは、家族が円満に暮らす為にとても重要な要素です。
現在、小さなお子様がいるご家庭はもちろん、将来、子どもを持つ計画があれば、ぜひ、“子育て”を意識した住宅環境選びをおすすめします。
そこで今回は、分譲住宅、建売住宅の購入における、周辺環境の重要性、立地選びのポイント、子育てをするための住宅選びのポイントについてお話しましょう。

子育て期間は、お子様の成長にとって非常に大切な期間となります。そして子育てしやすさを大きく左右するのが住宅環境なのです。
例えば、お子様に習い事をさせようと思っても、周辺に施設がなければ難しいといえます。習い事の送り迎えに長時間を要することから、家族の生活サイクルに支障が出たり、お子様の就寝時間が遅くなったりといった問題が発生するおそれがあるからです。

このほか、安全面についても大きく影響します。もし治安の悪い地域に分譲住宅や建売住宅を購入してしまうと、幼稚園や小学校からの帰り道、お子様を危険に晒（さら）すことになります。
地域により、どれだけ安全面に注力しているかが異なります。お子様が安全に暮らしていくためにも、分譲住宅や建売住宅の購入において周辺環境をチェックしておくことは非常に重要なのです。

分譲住宅や建売住宅を選ぶ際は、子育てによい地域かどうかをチェックしておきましょう。ポイントとしては、安全面や衛生面、それから騒音の有無などが挙げられます。

安全面に関しては、地域の犯罪発生数・トラブル件数などをあらかじめ調べておきましょう。また巡回パトロールの有無など防犯性についても調べておくことが大切です。犯罪・トラブルの少ない地域は住み心地がよく、近隣住民も穏やかなので、子育てに悪影響を与えず気持ちよく過ごすことができます。

衛生面に関しては、「繁華街から距離があるか？」「道にゴミが散らかっていないか？」といった点を意識的にチェックしてみましょう。街が不衛生だと、親子ともに気持ちよく生活することができません。また、お子様がポイ捨てを覚えてしまうなど、お子様の学習面に悪影響を及ぼすおそれもあります。

分譲住宅や建売住宅を購入する際、周辺環境を重視して選ぶことは非常に大切です。
しかし、お子様の成長を左右するのは周辺環境だけではありません。お子様が安心・安全に、そして快適に生活できるよう、住宅環境を重視することも大切なのです。
「身体に害のない素材を使っているか」、「子どもが躓いてしまうような段差がないか」など、安全性についてはぜひチェックしておきたいポイントといえます。ただ、大人目線では気付けない部分も多いため、事前に不動産会社に相談しておくことをおすすめします。