住宅ローンの種類はさまざま
分譲住宅や建売住宅を購入をする際に活用される住宅ローンには、「民間融資」「公的融資」「協調融資」と大きく分けて3つの種類があります。
ここでは、それぞれの特徴について紹介します。分譲住宅や建売住宅を購入する前に、予備知識として取り入れておきましょう。
民間融資
民間融資とは、主に銀行が行っている住宅ローンのことをいいます。銀行によりサービスや借り入れの条件は若干異なります。
一般的な借り入れの条件としては、20歳以上70歳まで、同一勤務先に3年以上の勤務年数があるなどが挙げられます。このタイプの融資は種類が多いので、自分に合ったものを見つけることが可能です。
公的融資
公的融資は、国や自治体が行っている住宅ローンのことです。
住宅金融支援機構融資、財形住宅融資、自治体住宅融資など複数の種類があります。
このタイプの融資は、税金を滞納していないことや財形貯蓄残高が50万円以上あることなど、いくつかの条件が設けられています。
ほかのタイプに比べて借り入れる条件が少し厳しく設定されている分、金利が低く設定されています。
協調融資
協調融資は、住宅金融支援機構と民間の金融機関が共同で行っている住宅ローンのことをいいます。
金利が一定であるため、借り入れから返済が完了するまで利息の額が変動することはありません。
ただ、この融資は一定の基準を満たす建築や住宅などにしか適用されないため、申込者に少し制限がかかります。
このように、住宅ローンの種類によって借り入れ条件は異なります。
分譲住宅や建売住宅の購入後、無理のない返済計画でローンを返していくためにも、あらかじめ各ローンの条件を把握しておきましょう。
金利って何?
金利とは、住宅ローンを借り入れたときから発生する利息のことをいいます。
この利息の額は金利のタイプによって異なります。金利のタイプには“変動型”と“固定金利型”の2つがあり、これらにはそれぞれ特徴があります。
どのタイプを選ぶかによって分譲住宅や建売住宅を購入した後の返済計画も変わってくるので、ここでしっかり把握しておきましょう。
変動型
変動型は、完済までの間に金利の利率が変動するタイプのことをいいます。
市場の状況によって利息額が上がることもありますが、借り入れたときよりも利率が低くなることもあります。
もともと固定金利型よりも金利の利率が低く設定されているので、利息額の負担を抑えることができます。
固定金利型
理想をかたちにしようとするので、固定金利型とは、変動型と違って金利の利率が一定であることが特徴です。
利息額が変わることがないので、完済までの計画が立てやすいという面があります。
住宅購入の前に資金計画を立てる!
分譲住宅や建売住宅の購入を考えるなら、資金計画をしっかりと立てることが大切です。
なぜなら、資金計画を立てていなければ、住宅ローンを借りられなかったり資金繰りに苦労してしまったりすることがあるからです。
分譲住宅や建売住宅を購入するなら、あらかじめその購入時の総額を把握しておくことがポイントです。
ここでいう総額とは、住宅の費用を含め、固定資産税や登記費用、仲介手数料といった諸費用も含んでいます。
事前にこうした諸費用の額も知っておくことにより、住宅購入にかかるトータル金額を見積もることができます。
これにより、無理のない資金計画を立てることができるので、住宅購入を考えたら忘れずにチェックしましょう。
前もって知識を得ておこう!
いかがでしたか。分譲住宅や建売住宅を購入する前に、こうして住宅ローンについて知っておくことで、返済まで計画的に行うことができます。
いざ住宅購入するときに困らないよう、あらかじめ住宅ローンや資金計画についての知識を得ておきましょう。