一昔前と変わってきた分譲住宅
一戸建て住宅の種類のひとつに分譲住宅(※建売住宅)があります。不動産会社がまとめて購入した土地を分割し、そこに住宅を建築して販売するタイプのものです。
この分譲住宅、一昔前までは同じ見た目の住宅が立ち並んでいることが多かったのですが、今は外装・内装ともに各々の住宅に違いが見られるようにもなりました。
ここでは分譲住宅、建売住宅を購入するメリットやデメリットについてお話します。
大きな安心感をもたらす 分譲住宅のメリット
分譲住宅のメリットは3つあります。
購入前に住宅を見て確認できる!
まずはズバリ、分譲住宅の場合、すでに完成している住宅をその目で確認してから購入することが可能です。
日当たりのよさや収納スペースの数など、生活環境を左右しかねない要素をあらかじめ確認できるため、このポイントは非常に大きなメリットだといえます。
費用が安い
分譲住宅には、費用が比較的安いというメリットもあります。住宅の購入はとても大きな買い物であるため、できるだけ費用は抑えたいところ。費用が安いというメリットは、こうした意味でも非常に有益だといえます。
そして、費用が明示されていることは、予算が立てやすいというメリットにも繋がります。購入に必要な費用を把握していれば、それを前もって用意しておくことが可能です。
利便性のある生活を送ることができる!
一般的に大型の分譲住宅は、昔、畑や田だった土地を造成する為、街中から少し離れた場所などに建築することが多い傾向にあります。そのため、分譲住宅に対し「生活が少し不便になりそう」というイメージを持っている方は多いといいます。しかし場合によっては、分譲住宅と一緒に学校や病院、スーパーなどが建設されることもあるため、一概に生活が不便になるとはいえません。 つまり、前述したイメージは相応しくないということ。分譲住宅でも十分に利便性が感じられる日々を過ごすことができます。
「事前に確認できる」「費用を安く抑えることができる」「利便性の高い生活が送れる」、この前述した3つのメリットには、共通して“安心感を得られる”という分譲住宅ならではの魅力を感じることができます。
そのため、分譲住宅は「快適な生活環境のなかで毎日を安心して過ごしたい」と考えている方におすすめだといえます。
選べないことが多い? 分譲住宅のデメリット
たくさんのメリットを持つ分譲住宅にも、いくつかデメリットがあります。
土地の広さが確定している分譲住宅の場合、「庭をもう少し広くしたい(狭くしたい)」などの要望を通すことは困難です。そのため、購入する際は土地の広さをあらかじめ確認しておくことが大切だといえます。
加えて、間取りと内装・外装デザインもすでに決まっているため、自身の希望する間取り、デザインにすることはできません。
しかし近年は、間取りのパターンを複数用意している住宅が増えてきているため、自身を含む家族の暮らしに合った間取りを選択することができるようになってきました。
また、デザインに関してもプロの設計によるおしゃれな景観も増えてきている為、比較的デザイン性の高い住宅に住むこともできるようになっています。
なお、メリット・デメリットに関しては建売住宅にも同じことがいえます。分譲住宅の購入をお考えの方はもちろん、建売住宅の購入をご検討の方もぜひチェックしておいてください。
住宅購入では全てにおいて満点は難しいもの。
メリット・デメリットをしっかり把握して決めましょう!
分譲住宅・建売住宅を購入するにあたり、前述したメリット・デメリットはしっかりと把握しておくことが大切です。そうすれば、より自身・家族の過ごしやすい住宅を購入することができます。
今一度、分譲住宅と建売住宅のメリット・デメリットを見直してみましょう。